青色申告会について

青色申告会は、不動産経営者を含む個人で事業を行う者の任意団体です。会員の権利と利益の擁護をモットーに、全国各地に会が結成されて70年を迎ようとしています。自主的な納税者団体で、その会員は、全国で100万人を超えています。

青色申告会は、青色申告を基礎とした税務・経理・経営等の調査、研究、講習会の開催等を行うとともに、青色申告者の公正な世論を結集して、その要望実現に努め、税務行政に協力し、併せて事業の合理化・繁栄と福祉の増進等を目的とした幅広い事業を行っています。

一般社団法人 岐阜北青色申告会とは

岐阜北税務署管内がサービスエリアです。会員は約1,700名です。

各自で記帳するための実務的な簿記講習会や、税務署をはじめ各団体等より講師を招き、講習会・勉強会・学習会等を開催しています。 新規開業者や記帳に不慣れな会員の方々のために、日々の取引の記帳方法から、帳簿の集計・締切り・整理等を丁寧にアドバイスいたします。

常に最新の税情報を入手し、いち早く会員の皆様に、広く正しく広報し、随時講習会等を開催しています。

全国青色申告会総連合が開発した、パソコン用会計ソフト「ブルーリターンA」を会員価格29,700円(ソフト料 19,800円・保守料3年分9,900円)で斡旋し、会員の記帳OA化、記帳水準の向上を推進しています。

会員福祉のため「小規模企業共済」をはじめとした各種の共済を取り扱い、 会員相互の親睦をはかるためのリクリエーションなどを開催しています。

青色申告の特典

(1)青色事業専従者給与

所得税法上は、生計を一にする親族に対して給与を支払っても経費で落ちないのが原則ですが、青色申告をして、「青色事業専従者給与に関する届出書」を税務署に提出をすることで、支払った金額を全額必要経費にすることができます。なお、青色事業専従者給与を受けた人は、配偶者控除や配偶者特別控除並びに扶養控除の適用は受けられません。

(2)青色申告特別控除

青色申告できる方は、事業所得・不動産所得・山林所得のいずれかに当てはまる方です。青色申告特別控除の控除額は令和2年分から、65万円・55万円・10万円の3種類となりました。正規の簿記の原則に従って記帳をし、貸借対照表及び損益計算書、その他の計算明細書を確定申告書に添付して申告期限内に提出すると55万円を所得から控除できます。55万円控除の要件に加え、e-Taxで確定申告書・青色申告決算書などを提出、又は電子帳簿保存法で仕訳帳及び総勘定元帳を備付け・保存すると65万円を所得から控除できます。上記の55万円又は65万円控除の要件に該当しない青色申告の方は10万円の特別控除が適用されます。

※不動産所得については、その貸付規模が事業的規模でないと55万円又は65万円を控除することはできません。

(3)純損失の繰越控除

決算書において赤字になった金額は、他に所得がなければその赤字の金額を、翌年以降3年間繰越をして翌年以降に出た黒字から控除できます。 青色申告であれば商売を始めたての赤字の金額が、翌年以降3年間で繰越ができ、商売が軌道に乗ってきて黒字になってきた場合にも赤字の分を引いてもらえるため、それだけ税金が安くなります。

その他にも 各種引当金など青色申告の特典はいろいろあります。

青色申告会まで、お気軽にご相談ください!

岐阜北青色申告会
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